酔いどれ日記（命の時間）

只今夜の11時50分。


事務所のパソコンから更新しています。


今日は5時半から天神で打ち合わせを兼ねて飲み会でした。


今日はいつもより飲みすぎてしまったので、地下鉄で事務所に戻ってきて寝てしまってました。


それでも11時半ごろに目が覚めてしまい、シャワーを浴びたところです。


こんな時間にパソコンを立ち上げてブログを書いているのは、今日の事を形に残して起きたかったから。



夕方集まってひとしきり仕事の話をした後、話題は先日から一緒に仕事をしているN氏の事。


N氏は元々先輩の仕事を通じて知り合った知り合い。


私は12、3年前にN氏の仕事の依頼で、先輩を通じて知り合いました。


そして、現在一緒に仕事を立ち上げているO氏は、元N氏の部下。


N氏の紹介で先輩と知り合った人です。


N 氏は現在、病気を抱えています。


約半年前にガンを患い手術。


そして2ヶ月ほど前に検査をしたらリンパに転移していたことがわかり再び手術。


最近退院したばかりだ。


前置きが長くなったが、そんなN氏と昨日二人きりになったときに仕事の進捗状況などを話していたときの会話。


私『実際、現在の状況は決して楽では無く本当に時間が無いんですよ』


N『そうですね、私も時間が無いんですよね』


この時思ったんですよね。


自分が言っている『時間』とN氏が言っている『時間』は、似て非なる物だって、同じ言葉として発した『時間』でも本質的に全く違う物だって、思いました。


自分は、単に事業を成功させるためにはスピードが命なので、残された時間は少ないということ。


N氏の時間と言うのは、自分に残された『命の時間』


N氏は現在50歳。


他にも問題を抱えてらっしゃって、奥様は本人が発病する以前から白血病を患って闘病生活中。


そんな中で、現在まだ高校生のお子さんもいる。


そんな家族の事情もあり、ここ何年かは会社も転々としていました。


きっと心の中は、不安や心配なことが山ほどあって穏やかな時間なんて無いんじゃないかな？。


そしてこの話を今日の飲みの席でしたんです。


『最期に一花咲かせて欲しいんですよね』って


そしたら先輩は『最期の葬式は俺達でやろう』って、自分はもうひとつ気になっていた子供さんの事も話しました。

『早く仕事を軌道に乗せて、子供さんが就職する頃には面倒見れるようになっておきましょうよ』


みんな何かしらN氏と関わりがあって生きてきて、共通の知人。


お金の事だけを考えれば、増員するようなタイミングでは無いが、今からN氏と一緒に仕事をする時間は自分たちに色んな事を教えてくれる気がします。


実際、自分も昨日の話の後色んなことを考えさせられた。


自分が抱えていた悩みが、どんなにつまらい事だったか嫌と言うほどわからされました。


みんな時間は、平等に与えられていて唯一本当に平等な物だと思っていたけれど実際は違う。


普通に感じられる時間がある事の幸せ。


もう一度考え直して、今後の人生に挑んで行きたいと思います。